睡眠の時に代謝を上げる 重要性と方法について

食べること、休むこと、歩くことなど毎日行っている行為の一つに睡眠があります。その睡眠に関して、睡眠時間、眠りにつく時間帯が大事な認識があると思いますが、寝ている時に、体を温めることも大事でした。今回は、なぜ寝ている時に体を温める必要があるのか、また、1~1.5℃どうやって体を暖めるのかお伝えします。

なぜ寝ている間に体を温める必要があるのか

寝ている時は、体があたたかいので体温は高いと思いがちですが、実は、寝る前から、メラトニンというホルモンがでて、体の深部の体温は下がっています。そのメラトニンが出ることによって眠気を誘うのです。そのため普段は、36.5℃程度の体温でも、眠ると35℃台まで下がります。体温が下がることで沈静化が図られ、睡眠モードに入ります。

自律神経(交感神経と副交感神経)の働き 統合医療展

寝ている時に体温は下がることは、がんの方など免疫力が低下し、自分の体を冷やしてはいけない人には問題です。前回の内容とかぶりますが、35℃代でがんの細胞は、最大に増殖をはじめます。病気ではない人も、日々、体内では睡眠中に毎日約3,000個近くのがん細胞が、発生していますが、体の免疫システムが働きがんを退治しています。しかし、免疫力が落ちている方は、そのがん細胞を退治する力が弱っているので、寝ている間も体を冷やさないことが重要になります。

冬は沢山布団、毛布を被って、湯たんぽでもして寝れば体は温まりますが、これからの夏の時期は、夏の暑さが問題です。 ・暑くて寝苦しく寝れない ・汗をかいて冷えるのではないか ・クーラーは良いのか!? など様々な問題があります。 なので、今回は暑い夏でも体温を下げずに寝る方法をご紹介します。

寝ている時も、体温を1~1.5℃上げる方法

1、寝る前にお風呂に入る

暑い夏だからこそ、お湯に浸かることで、副交感神経が活発になり、リラックス効果も得られます。ぬる目のお湯でも良いので、30~40分は、浸かってください。

2、少し汗をかいて寝れるぐらい着こむか羽毛布団をかぶる

夏は暑いのでので汗をかき少しは冷えますが、寝ている間も代謝があがるので汗はかいたほうが良いです。しかし、汗をかいたら、冷えてしまうのですぐに着替えましょう。逆に、汗をかかないように、クーラーでとても冷えた部屋にするのは、かえって体に悪いです。なので、あまりにも部屋の中が暑い場合は、エアコンをドライにするか、扇風機を直接体に当てず回すのが良いでしょう。また、寝具は、保湿性の高い羽毛布団が良いです。

3、足元に湯たんぽを用意する

足元から冷えやすいので、湯たんぽを用意し、足元を常に温めておくことも重要です。