森愛の響き Vol.22

森愛の響き Vol.22 2025年 夏号

発行日 2025年7月7日
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巻頭言

本当の予防とは何か  

現代の医療は、最新機器を駆使して検査した後、「ではどうするか?」を行う医療です!
 この形は、一見とても良さそうに思えますが、極めて深刻な問題があります。いくつもの最新機器で検査するのは、仕方ありません。  どこが悪いのかを知るためには、ある程度必要だからです。問題は治療です。
 「手術か」「薬(西洋薬)か」「放射線治療」のみ。
 この3つ以外は、ほとんど行われないのが現代医療です。この3つで病気が良くなり、健康になるのであれば問題はありません。しかし、現実はまったく正反対です。この3大医療では健康にはなれず、かえって早死にすることが、データに現れています!

 

日本人のがんによる死者数の高騰がその証拠です。
 2000年の1年間のがんによる死者数は20万人。2022年の1年間のがんによる死者数は38万人台。2023年の1年間のがんによる死者数は39万人台。2024年は40万人台(予測)。このように増え続けています。
 2000年から2024年のがん死者数は約600万人。毎日1000人が亡くなっている計算です。前立腺がんの1年間の死者数は、1950年には18人(たった18人!)。  2022年頃には7万5000人くらいに跳ね上がっています。まさに驚くべき増加です。  糖尿病も、高血圧も、高脂血症も、心不全も、年々増加しています!
 深刻なのは認知症です。1960年頃の認知症患者は、おそらく40万人もいなかったと思われます。しかし、2020年には約640万人。2025年には700万人台と予想されています。病人がうなぎ上りに増えているのには、理由があります。

「戦後、病人が増え続けた理由」
1.予防がしっかりとなされていないこと。
2.食事が病気の原因であると、人びとが認識していなかったこと。
3.薬がまったく病気予防につながらないこと。
4.薬がかえって人を不健康にしていること。
5.人びとが薬は必要だと勘違いして飲み続けていること。

この5つの理由は間違いのない事実です。  しかし、こういったことは日本人だけの傾向になってきました。アメリカやヨーロッパは、予防医学に目を向け、しっかりと予防をするようになったのです。  その流れは、ヴィーガンまたはベジタリアン人口の増加にも表れています。アメリカも変わりました。というより、発端はアメリカでした。1977年に発表された、いわゆる「マクガバン報告」から、欧米はどんどん変わりました。

・薬を使わない医療の確立
・プラントフード(植物食)の重要性の認識
・動物性食品を少量または全廃する食事法

さて、このようなことをまず、マクガバン報告から書いてみたいと思います!

※今号は巻頭言がないため、冒頭の文章を掲載しております