森愛の響き Vol.04

森愛の響き Vol.04 2016年 冬号

発行日 2016年12月15日
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巻頭言

今回のテーマは「暖」をどうしたらとれるか?体温をどうしたら上げられるか?である。
体の中が温まり、体温が36.5℃以上だと健康体とされる。しかし、体温は高くても手足が氷のように冷たかったり、しびれる人もいる。かような人は、不健康である。

体温がある程度高く、手足も冷えない人が健康の何よりの条件なのである。
ヒトは体温が1℃下がると、免疫力は30%以上も低下すると言われている。また35℃台の体温だとがんの増殖はすさまじいとも言われる。低体温はがん体質だし難病体質であるのだ。体温はやはり最低限36.5℃はないと健康にはなれないようなのだ。

では、どうすれば体温が上がりかつ健康になれるのだろうか?その答えは本文でたっぷりと書かせてもらった。とにかくヒトが健康になる第一の秘訣は、「体温が比較的高いこと」なのだ。さて、今から寒い寒い冬がやってくる。体温が下がる季節到来だ。この寒い季節にどうしたら常に温まることが出来るのか?どうしたら体温が高く維持できるのか?などということも健康にとっては重要なテーマとなろう。それらの答えも本文から判ってもらえるのではないかと思う。とにかく、いつでも比較的高体温を保ち、冷え症をなくし、生き生きと生きていたいものと思うし、それこそが、健康への道の第一歩だと思う。

医師 鶴見 隆史